4月に入り、新年度のスタートとなりました。また心機一転弊社一同事業に取り組んで参りたいと思います。

弊社が取り組んでいる、クールチョイス活動をご紹介します。
クールチョイスとは、環境大臣を長とする『クール・チョイス推進チーム』を軸に国民運動を進め、低炭素型商品・サービスの利用を拡大する活動です。
その、クールチョイス活動のひとつに「宅急便を一回で受け取ろう」という活動があります。現在の日本の宅急便は再配達が2割と言われています。また、宅急便の再配達により消費されている労働力は、約1.8億時間にもなるそうです。その再配達で排出されるトラックのCO2はおよそ42万トンに及ぶそうです。

このような点から、宅配便の再配達は、環境負荷の増加や社会的損失を招いていることから、再配達削減に向けて新たな取り組みが必要となっています。
様々な社会経済活動、そして私たちの生活は、宅配便を含めた物流システムによって支えられ、成り立っています。
受け取る側はこの社会的損失について、理解し問題解決に参加することが重要です。

環境省では、地球温暖化防止のための普及啓発を推進するための環境大臣をチーム長とした「COOL CHOICE推進チーム」の下で、「COOL CHOICEできるだけ1回で受け取りませんかキャンペーン～みんなで宅配便再配達防止に取り組むプロジェクト～」を平成29年3月に立ち上げました。

弊社では、各サイトでの荷物の受け取りはもちろんのこと、各自の家庭での荷物の受け取りに対しても、「できるだけ1回で受け取るようにしよう」という目標を普及、啓発しています。
日常生活で多くの人が利用する宅急便ですが、深く考えず「再配達依頼すればいい」と心のどこかで思っているのが現状であると言えます。
この「再配達」で多大なる環境負荷や社会的損失があることを理解するだけで、環境活動のひとつになることを弊社では考えております。
「誰かに送る」ときにできることは、相手に事前に伝えること、相手の受け取りやすい日時を確認するなどの工夫をします。
「自分自身が注文し、自分自身が受け取る」時にできることはあらかじめ受け取る時間帯を設定する、受け取る場所を指定するなどの工夫をします。

各事業所、各一人ひとりが、荷物を1回で受け取る努力を試みることで、配達トラックのCO2削減になり、ドライバーの労力の社会的損失も減らすことができます。
普段あまり気にしていないような事も、気づいて取り組めることは積極的に見つけて社内で普及、啓発していきたいと思います。